＜中国経済＞08年のCPI伸び率、インフレ減速で4．5％以下に

2008年1月28日、民間の経済研究機関である北京天則経済研究所が27日、「マクロ経済分析フォーラム」を開催。席上で中国の経済成長率は世界経済の影響を受け、今年は若干減速するという予測が発表された。「中国証券報」が伝えた。

【その他の写真】

北京天則経済研究所・学術委員会の張曙光（チャン・シューグアン）主席は08年の経済成長率について、「大きな問題が起こらなければ、10％前後の成長率は保てるだろう」と語った。特に輸出の伸びが鈍化するが、貿易黒字額は3000億ドル（約30兆円）前後を維持するという。

また、08年の消費者物価指数（CPI）上昇率について、北京航空航天（宇宙）大学の任若恩（レン・ルオエン）教授は、今年は07年の4．8％を下回り4．5％以下に減速すると予測した。今年はインフレの勢いが鈍るという。

フランス・パリ証券（アジア）の陳興動（チェン・シンドン）チーフエコノミストは、今年の物価上昇の中心は農産品ではなくエネルギーになると予測した。（翻訳・編集/NN）