<北京五輪>予備水源が不足、黄河の水を緊急送水―河北省

Record China    2008年1月28日(月) 19時53分

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25日、水不足に悩んでいる河北省へ山東省のダムから送水が始まった。環境汚染に悩む白洋淀、五輪開催時に北京へ水を供給する役割を担う河北省のダムに黄河の水が給水される。写真は白洋淀。

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2008年1月25日、水不足に悩んでいる河北省へ山東省のダムから送水が始まった。環境汚染に悩む白洋淀、五輪開催時に北京へ水を供給する役割を担う河北省のダムに黄河の水が給水される。燕趙都市報が伝えた。

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白洋淀は「華北の宝石」と呼ばれる華北地域最大の淡水湖。近年、汚染が深刻なことが伝えられているが、産業排水などの汚染物質の流入とともに水量の減少も原因となっている。特に2006年以来、河北省では降水量が平年と比べ20%以上も減少していることが問題に拍車を掛けた。

白洋淀だけではなく、ダム湖の水位低下も問題となっている。同湖の上流にある王快、西大洋、安各庄のダム3か所は貯水量が例年と比べ38%も減少している。これらのダムは五輪開催時に北京市が渇水になった場合、最大3億トンの水を送る役目を担っており、貯水量減少は五輪の水源確保にも支障を生じさせていた。

河北省の水不足を解決すべく、山東省から黄河の水が送られることとなったが、これは2006年に続く2回目。120日間にわたり給水が続けられる。(翻訳・編集/KT)

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