Record China 2008年2月5日(火) 10時41分
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レコードチャイナでは、グルメ本「ミシュランガイド」東京版の発刊に便乗して東京の中華レストランのランチを特集。お高くみえる星付きレストランも、ランチならまあ許容範囲のお値段に。第2弾は、オシャレな広東レストラン「チャイナブルー」。
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2008年2月5日、レコードチャイナでは、グルメ本「ミシュランガイド」東京版の発刊に便乗して、星を獲得した東京のチャイニーズレストランのランチを特集。レポーターはそれぞれに中華な、あるいはグルメな経歴を持つ5人。お高くみえる星付きレストランも、ランチならまあ許容範囲のお値段に近づく。果たして各店の実態は…。
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第2弾はミシュラン東京版で1つ星を獲得したオシャレな広東レストラン「チャイナブルー」。
中国といえば赤。店の装飾に赤色を配する中華料理店は少なくない。しかし、最高級ホテル内にある広東料理店「チャイナブルー」は大きく違っていた。その名の通り、店全体がブルーで統一されているのだ。では料理の方は…?こちらも普通の中華と一味違うのだろうか。
■チェックポイント■
1、(予約受付)=2007年12月上旬、ホテルの代表電話からつないでもらうと、丁寧な女性の声で受け付けてもらえた。「東京版」の星ゲットで予約困難かと思いきや、意外にあっさりとこちらの希望する翌週の水、木でなら「予約可能」とのこと。水曜にしようかと思ったが、あいにく「その日は窓側が満席で眺望が楽しめません」との親切な案内をいただき、結局木曜に決定した。
2、(お店の雰囲気)=「チャイナブルー」という店名だけあって、全体が青で統一されており、シンプルですっきりしている。高さ8mもあるというワインセラーは圧巻。天井が高く、店全体が広々としているので、圧迫感は全く感じない。ホール席のほかに、3室の個室とソファ席がある。ソファ席はカップル向きだが、ホール席に向き合う形となっているため、かなり目立つのがひっそりと食事したい向きには難点。
全面ガラス張りになっている窓側の席からは、浜離宮庭園やレインボーブリッジ、お台場が一望できる。28階から見渡す景色は素晴らしく、夜景はさらに素敵なことだろう。
特別混んでいた日ではなかったが、ホールの広さの割りにスタッフの数が少ないのか、スタッフが見当たらなかったり、呼んでも気づいてもらえないことがしばしば。気配りという点では減点せざるを得ないが、ホテル内だけあって接客態度はとても丁寧。
3、(ランチの構成と味) 5800円
ランチコースは3900円、5800円、7500円、9000円の4種類。この日は広東料理でぜひ味わいたい「ふかひれスープ」の含まれる5800円のコース「Tsukiji」をオーダー。前菜から最後のデザートまでは全5品。突き出しのザーサイを食べつつ、期待を膨らませながら最初の一品を待つ。
・突き出し:
ザーサイ。ソースは豆板醤、XO醤、スイートチリの3種類。ザーサイは柔らかく、そのまま食べても美味しい。ソースはお好みで。個人的にはXO醤が一番合っていたように思う。
・三種前菜の盛り合わせ:
細長いプレートにエビ餃子、牛肉、あわびが一つずつ。どれも素材の味が生かされている。特にエビ餃子は口に入れると濃いエビの味が広がり、プリプリとした食感もたまらない。
・蟹肉と天津白菜入りふかひれスープ:
蟹肉、ふかひれ、白菜がそれぞれ入り混じって、味はもちろんのこと、食感も楽しめる。ふかひれも、コースの値段の割りにふんだんに入っていて、しっかりとした味。スープは黒酢が効いていて、好みは分かれるかもしれない。
・鮮魚の中国黒味噌ソース:
白身魚の上に黒味噌ソースがたっぷりとかかった一品。淡白な白身魚に濃い味のソースがよく合う。ソースに入ったネギや野菜もアクセントになっている。濃い味のソースにもかかわらず魚の味がしっかりと感じられるのは、素材のよさのなすところか。
・三枚肉の煮込み チャイナブルースタイル:
トロトロに煮込まれていて、お肉がとても軟らかい。メインの一品だけあって、コースの中で一番美味しかった。サービススタッフによると、高麗人参を食べさせて育てた豚の肉と香菜(パクチー)を使っているところが「チャイナブルースタイル」なのだそう。
・アロエ果肉入り愛玉ゼリー:
締めのデザートはサッパリとしたゼリー。パッションフルーツのシロップの中にアロエ果肉と愛玉ゼリーが入っている。見た目はオレンジ色で鮮やか。「なんだか酸っぱそうだな」と思ったが、食べてみると酸っぱすぎず甘すぎず、ちょうどいい。ゼリーのほかに、ワンタンの皮を揚げた焼き菓子もついていた。青海苔がまぶしてあり、「なぜ青海苔??」と疑問に思ったが、食べてみると納得。ハチミツの甘さと青海苔が妙に合うのだ。デザートはどちらも美味しく、大満足で食事を終えることができた。
4、(総評)
この店の最大の魅力は、やはりなんといっても雰囲気だろう。シンプルで洗練された装飾と高層からの絶景は最高で、デート、ビジネス、家族や友人との集まりなど、大切な時間を過ごすにはもってこい。料理はフレンチ風の創作広東料理といった感じなので、一般的な中華料理を期待していくと当てが外れるかもしれない。また、全体的に量が少なめなので、男性にはちょっと物足りないかも。ただ、料理は総じて美味しく、ホテルのお店なのにこのお値段でこの雰囲気を堪能できるので、昼はお得と言えるだろう。【のの】
■レポーター・プロフィール:のの■
旅好き。特に中国旅行が好きで、よく各地を食べ歩いて回る。豫園の「南翔小籠包(ショーロンポー)」が急に食べたくなり、その日のうちに上海に飛んでいったことも。最近ハマっているのは少数民族の郷土料理。新疆のムスリム料理と雲南省のタイ族料理が特にお気に入り。
■メモ■
チャイナブルー
【住所】東京都港区東新橋1-9-1 東京汐留ビルディング コンラッド東京28F
【TEL】03-6388-8000 (代表)
【アクセス】都営大江戸線、ゆりかもめ線「汐留」駅から徒歩1分
JR、都営浅草線、東京メトロ銀座線「新橋」駅から徒歩7分
【営業時間】ランチ:11時30分〜14時(ラストオーダー14時)
ディナー:17時30分〜21時(ラストオーダー21時)
ブランチ:土曜11時30分〜16時(ラストオーダー14時)
【コース料金】ランチ:3900円、5800円、7800円、10000円
ディナー:13800円、16800円、22800円、26800円
ブランチ:9800円
【料理】広東料理
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