復元された「イエーテボリ号」が、広州市の港に到着ー広東省広州市

Record China    2006年7月20日(木) 11時33分

拡大

1738年に建造された世界最大の木造帆船を、当時の技術でそっくりそのまま復元した「イエーテボリ号」。

(1 / 24 枚)

2006年7月18日、スウェーデンが建造した「イエーテボリ号」が広東省広州市の南沙港に到着した。この「イエーテボリ号」は、1738年に建造された世界最大の木造帆船を、当時の技術でそっくりそのまま復元したもの。 清朝時代(1644〜1911年)、優れた航海技術を持っていたスウェーデンは、海上交通による中国との貿易および文化交流をスタートさせた。そして、中国航路へ最初に投入された船が、「イエーテボリ号」である。「イエーテボリ号」は進水以後、広州港との間を3往復し、中国産の茶葉、陶器や絹織物、香料などを欧州へ持ち帰った。これらの商品は、当時の欧州の上流社会で、高級品として大いにもてはやされたという。しかし1845年、3度目の中国への航行の帰路、イエーテボリ沖で沈没し、その役割を終えた。さて、今回復元された「イエーテボリ号」は、3カ月のテスト運航と訓練の後、2005年10月にイエーテボリ港を出帆した。途中、スペイン、ブラジル、喜望峰、オーストラリア、インドなどを経て、7月18日に広州市の南沙港に到着した。その後、上海へも寄港する予定。スウェーデンへの帰路は、18世紀の航海ルートをほぼ再現し、香港、シンガポール、モーリシャス、南アフリカ、ロンドンを経由するとのこと。18日南沙港では、歓迎の式典が開催され、乗船していたスウェーデン国王夫妻が出席した。国王夫妻は胡錦濤国家主席の招待を受けて中国を公式訪問したもので、19日には北京を訪問、22日まで滞在する予定。

その他の写真

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携