価格つり上げなど違法企業に厳重処分、政府の指導力発揮を確認―中国

2008年1月9日に国務院常務会議が開催され、温家宝（ウェン・チアバオ）首相は物価上昇対策を指示した。「違法値上げへの行政処罰規定」の改訂も決まり、価格操作などの違法企業に対して厳しい処罰を下すという。中国政府ポータルサイトが伝えた。

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昨春より始まった食品を中心とした物価上昇に対応するため、中国政府はさまざまな対策を実施してきた。現在、養豚数は回復しつつあり、穀物と植物油原料の作付面積も増加している。しかし、国際市場での価格上昇が続き、中国の国内市場も依然として強い物価上昇圧力にさらされている。さらに一部では便乗値上げや値上がりを見越しての買い占め、物価のつり上げといった行為が見られ、さらには故意に値上げ情報を流し市場の秩序を乱す企業まで現れているという。

会議では値上げ抑止に政府が指導力を発揮する方針を確認した。石油製品、天然ガス、電力価格の値上げを認可せず、水道料金やバス料金、学費も値上げしないように指導するという。また価格操作や虚偽情報の流布など違法行為は厳しく処罰することが決まった。「違法値上げへの行政処罰規定」の改訂も決定し、違反者には従来より重い処分が課されることとなった。（翻訳・編集/KT）