「金持ち」志望は北京大へ！卒業後はエリートまっしぐら―中国

2008年1月8日、民間の大学評価機関である中国校友会ネットが、中国の「富豪」の出身大学をまとめた「2008年富豪校友ランキング」を発表し、北京大学が断トツの1位を獲得した。「法制晩報」が報じた。

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このデータは中国で毎年発表される米フォーブス、英国人フージワーフ（胡潤）、広州市の南方週末紙の「富豪ランキング」から、大学卒業者300人を拾い出してそれぞれの出身大学をまとめたもの。

それによると北京大が27人と最も多く、2位は浙江大（17人）、3位は清華大（16人）、4位は復旦大（15人）と続いた。5位以下はそれぞれ、中国人民大（5人）、華南理工大と上海交通大（8人）、南京大、中南大、南開大、ハルビン工業大、山東大（7人）となっている。

中国校友会の大学評価課題チームリーダーである趙徳国（ジャオ・ダーグオ）氏は、「理工系の出身者が、富豪ランキングの上位を占めている」と分析した。これに対し同チームの蔡言厚（ツァイ・イェンホウ）教授は、「中国にも今後はオリジナリティ溢れる『企業家』が育つことを期待する」と述べた。

また地域別で見てみると、北京や上海周辺の沿海大都市に集中しており、ここでも内陸部との格差が浮き彫りとなった。（翻訳・編集/NN）