Record China 2008年1月9日(水) 22時3分
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1月8日、台湾の映画賞を総なめにした映画『ラスト、コーション(原題:色、戒)』の撮影裏話が、舞台となった上海の地元メディアで紹介された。スターや監督の意外な素顔や地元での評判などが伝えられている。
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2008年1月8日、台湾の映画賞を総なめにした映画『ラスト、コーション(原題:色、戒)』の撮影裏話が、舞台となった上海の地元メディアで紹介された。スターや監督の意外な素顔や地元での評判などが率直に伝えられている。「上海青年報」が報じた。
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30年代の上海が再現された撮影所内でたった1軒の食堂が「南京路」の角にある。決して豪華ではないが、小さな店内には今までここを訪れたスターのサインがズラリ。この店の看板メニューは1日限定50食の「牛肉麺」。アン・リー(李安)監督もこの「牛肉麺」の虜になり、毎日のように訪れたという。
この1杯15元(約225円)の「牛肉麺」を食べるために監督はある日、「三顧の礼」ならぬ1日3回も店を訪れたとのこと。残念ながら「ごちそう」にはありつけなかったが、店主の李(リー)さんは「世界の巨匠がそこまでするとは」と驚きを隠せない。
「牛肉麺」で至福を味わっていた監督に対し、梁朝偉(トニー・レオン)と湯唯(タン・ウェイ)は撮影中ほぼ缶詰状態だったという。どうしてもこの「牛肉麺」が食べたい時は、スタッフが代わりに買いに走っていた。
ところがある日、撮影所付近のレストランにトニー様が現れた。お忍びだったのかカジュアルな服装。店内はさぞや大興奮と思いきや、トニー様の評判はすこぶる悪かった。「スターなんて面倒なだけ。仏頂面でやって来て黙って食べて帰るだけ。いつ機嫌を損ねるかビクビクし通しだよ。私達のことをチラッとだって見やしない」とはレストランの女店主。
意外なことに世界中の女性を虜にするトニー様も、上海のレストランでは招かざる客だったようだ。(翻訳・編集/NN)
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