中国農村部、青年層の離婚率が増加、女性からの申し出顕著に―米メディア

BRIDGE    2016年7月10日(日) 23時20分

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中国の農村部では、1980-90年代生まれの青年層の離婚率が年々増加傾向にある。特に女性から離婚を言い出すケースが顕著だという。写真は中国の離婚証明書。

中国の農村部では、1980-90年代生まれの青年層の離婚率が年々増加傾向にある。特に女性から離婚を言い出すケースが顕著だという。

米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が4日伝えたもので、新華社発行の時事問題誌「半月談」によると、中国中部、河南省寧陵県の裁判所が担当した2013-15年までの離婚案件のうち、約85%が80-90年代生まれの青年層によるものだった。

記事によると、従来の出稼ぎ労働者とは違い、80-90年代生まれの「第二代(新世代)農民工」は、市場経済やインターネットなどの影響を強く受けており、「経済的価値観や生活習慣が合わなければすぐ離婚」を選択する人も多い。

農村部の結婚・離婚状況に詳しい深セン当代社会観察研究所の劉開明所長は、「農村部の女性は従来、経済的地位が低く自分から離婚を言い出せる状況にはなかった。だが女性の経済的地位が向上した現在は、離婚問題で主体的に行動しているのは女性の方だ」と説明する。(提供/Bridge・編集/Akutagawa)

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