10人に1人は結婚出来ない！空前の「男余り時代」が到来―中国

2008年1月、中国人民大学人口発展研究センターは男性人口が女性人口を3700万人上回っていることを発表した。一部研究者はこの空前の「男余り時代」の到来が社会不安につながりかねないと警告している。中国新聞社が伝えた。

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同報告書によると、2007年時点で男性人口は女性人口を3700万人上回っている。0歳から15歳の世代だけでも男性は1800万人以上も多くなっている。そのため今後結婚相手を見つけられない男性が激増することは必至で、90年代生まれの男性のうち約10％は結婚出来ないことになる。

「男余り時代」の影響はすでに各所に見られる。その一つがセックス産業の隆盛。結婚相手が見つからない3000万人以上もの男性のニーズに応え、中国では性産業が大きく成長している。しかし、摘発をさけるため地下に潜伏してエイズなど性感染病蔓延のルートになるなど社会に悪影響を与えている。

一部専門家は、男女の出生数の不均衡を正すため、女児への優遇政策や女児の両親の老後、医療を保障するなどの対策を打ち出すべきだと提唱している。（翻訳・編集/KT）