「この臭さは何だ?!」=奇妙な物体のはずだったチーズが中国人に受け入れられた理由―中国メディア

Record China    2016年7月4日(月) 0時40分

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2日、参考消息網によると、かつて中国人になじみの薄かったチーズだが、ここ数年で中国の食生活に急速な浸透を遂げている。写真はピザ。

2016年7月2日、参考消息網によると、かつて中国人になじみの薄かったチーズだが、ここ数年で中国の食生活に急速な浸透を遂げている。

数十年前、中国人の食卓に乳製品が上ることはほとんどなかった。中国人の90%は乳製品に含まれる乳糖を完全に消化、吸収できない「乳糖不耐性」と言われるが、09年から14年にかけてチーズの輸入量は70%増加。北京でチーズショップを営む男性は、現在では毎日15キロ近くを販売するが、5年前の開業当初は「周囲の人から『変な臭いのするこの奇妙な物体は何?』『どうやって作るの?食べ方は?』と聞かれた」と振り返る。

中国でチーズが受け入れられるようになった背景には米国から流れ込んだファストフードの影響があり、ある推算によると、都市部の市民は平均週1回以上、米国ブランドのファストフードを購入、ピザハットはほぼ1日1店舗のペースで中国に店舗を開設していると言われている。チーズは中国人にとって「奇妙な食べ物」ではなくなったが、32歳のある女性は「チーズで太ることが心配」と明かす。健康志向が高まる中、消費者にとっては健康への影響が「新たな問題」となっている。(翻訳・編集/野谷

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