＜早分かり＞民生問題重視する温和な人柄―温家宝首相

2007年12月29日・30日、温家宝首相は陝西省西安市を訪問、西安航空機工業集団有限責任公司の工場や農村を視察した。道中、温首相は質問に答え、今後も民生問題を重視し続けることを明言した。

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温首相は1942年天津市の生まれ。北京地質学院で修士を卒業後、甘粛省地質局に入局した。地質局副局長、地質鉱産部副部長などを歴任した後、1985年に中央政府に転任。中央弁公庁主任を勤める。1992年に中央政治局候補委員、1997年に中央政治局委員を務めた後、2002年に中央政治局常務委員に昇格、2003年に首相に就任した。

前任の朱鎔基（ジュー・ロンチー）氏が卓越した指導力で経済改革をリードしたのに対し、温首相は穏和な人柄で知られ、農民問題などの民生問題解決を前面に押し出している。2007年春には訪日し都内をランニング、ラジオ体操に参加するなど、日本でも一般市民と交流する姿勢をアピールした。（翻訳・編集/KT）