2016年6月3日、新華網は記事「日中が受注争うマレーシア・シンガポール間高速鉄道」を掲載した。

日本訪問中のアフマド・ザヒド・ハミディ・マレーシア副首相兼内務大臣は1日、岸田文雄外相と会見した。岸田外相はマレーシア・シンガポール間高速鉄道における新幹線導入を求め、ザヒド副首相も日本の入札参加を期待すると応じた。

高速鉄道輸出で激烈な競争を繰り広げる日中だが、マレーシア・シンガポール間高速鉄道が新たな戦いの舞台となりそうだ。もっとも巨額の投資が必要なプロジェクトだけにコストが安い中国の優位は明らかだとシンガポール英字紙ストレーツ・タイムズは指摘する。（翻訳・編集/増田聡太郎）