Record China 2007年12月24日(月) 23時15分
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23日、中国南シナ海で22日に引き揚げられた「南海1号」には、11兆円以上もの文化財が眠っているとされるが、香港紙によると、中国沿海地区にはこうした交易船が、まだ10万隻以上も沈没したままだという。写真は「南海1号」。
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2007年12月23日、中国南シナ海で22日に引き揚げられた「南海1号」には、11兆円以上もの文化財が眠っているとされるが、香港『文匯報』によると、中国沿海地区にはこうした交易船が、まだ10万隻以上も沈没したままだという。中国新聞ネットが伝えた。
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中国の文化財コレクターの間では、「一船十墓」(沈没船1艘につき、10万点の文化財)と言われ、長さ30m、幅10mほどの平均的な船で、少なくとも10万点以上の磁器が搭載されているとされる。
その「お宝」の価値は、例えば明代の「宣徳年製」の青花大皿で、時価数百万元(1元約16円)とされており、沈没船1隻当たりの「お宝」の総額は、10兆円を下らない。
海洋社会経済史を研究しているアモイ大学歴史研究所の楊国チェン(ヤン・グオチェン)所長によると、宋・元代以来の沈没船の数は、現代人には想像もつかない数という。当時は8割から9割の船が沈没したとされることから、これまでに10万隻以上の交易船が沈没した計算になる。
今後こうした「お宝」を眠ったままにすることは、当然有り得ないだろう。沈没船の引き揚げ事業は、今後の中国における一大産業となることは間違いない。(翻訳・編集/NN)
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