4月の訪日外国人客、単月で過去最高=中国人は3割増の51万人―爆買いツアー勢い増す

八牧浩行    2016年5月18日(水) 16時40分

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4月の訪日外国人客数は前年同月比18%増の208万2000人と過去最高を記録した。中国人が前年同月比27%増の51万人でトップで、爆買いツアーの勢いはさらに増している。写真は中国人観光客に人気の春の京都。写真撮影:道峰。

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2016年5月18日、日本政府観光局が発表した4月の訪日外国人客数は前年同月比18%増の208万2000人と過去最高を記録。これまでの単月過去最高だった今年3月の201万人を上回った。桜シーズンによる訪日旅行需要の高まりに加えて、訪日旅行プロモーションや、航空路線の拡大、クルーズ船の寄港増加も、訪日旅行者数の増加要因となった。4月中旬に発生した「熊本地震」によって、韓国からの訪日客を中心にやや伸び悩んだものの、全体として増加傾向に変化はなかった。

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国・地域別では中国が前年同月比27%増の51万人でトップ。爆買いツアーの勢いはさらに増した格好。以下台湾(38万人)、韓国(35万人)、タイ(13万人)、香港(12万7000人)の順。

この結果、1〜4月の累計は32%増の783万人となった。国・地域別では中国(198万人)がトップ。韓国(173万人)台湾の(138万人)と続いた。

5月は桜シーズンと夏休みの狭間となるものの、本格的なクルーズ船シーズンとなるため、引き続き増加傾向をたどると予想される。(八牧浩行

■筆者プロフィール:八牧浩行

1971年時事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長、常務取締役編集局長等を歴任。この間、財界、大蔵省、日銀キャップを務めたほか、欧州、米国、アフリカ、中東、アジア諸国を取材。英国・サッチャー首相、中国・李鵬首相をはじめ多くの首脳と会見。東京都日中友好協会特任顧問。時事総合研究所客員研究員。著・共著に「中国危機ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外国為替ハンドブック」など。趣味はマラソン(フルマラソン12回完走=東京マラソン4回)、ヴァイオリン演奏。

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