Record China 2017年3月1日(水) 6時10分
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27日、韓国メディアによると、韓国プロサッカーKリーグ所属チームの監督らが「莫大(ばくだい)な投資に乗り出した日本のJリーグと中国のスーパーリーグが、今後数年以内にKリーグを脅かす相手になるだろう」と声をそろえた。資料写真。
2017年2月27日、韓国・日刊スポーツによると、韓国プロサッカーKリーグ所属チームの監督らが「莫大(ばくだい)な投資に乗り出した日本のJリーグと中国のスーパーリーグが、今後数年以内にKリーグを脅かす相手になるだろう」と声をそろえた。
Jリーグの今シーズンの予算は265億900万円、昨年は英国の動画配信大手パフォームと10年間総額2100億円強の大型契約を締結し注目を浴びた。クラブ投資も活気を帯びており、Kリーグの看板GKらが次々Jリーグに移籍、クォン・スンテ(鹿島アントラーズ)、チョン・ソンリョン(川崎フロンターレ)など、J1・18チームのGKのうち5人が韓国人(うち相当数が韓国代表チーム出身)になっている。さらに欧州スターの迎え入れも試みており、ヴィッセル神戸は今夏、元ドイツ代表のFWルーカス・ポドルスキをスカウトするため年俸800万ユーロ(約9億5000万円)を提示したとされている。
中国・スーパーリーグにも、カルロス・テベス(上海申花)、オスカル・ドス・サントス・エンボアバ・ジュニオール(上海上港)、アレックス・テイシェイラ・サントス(江蘇蘇寧)など週給だけでも数千万円に達する選手らが在籍している。
このように日中が積極投資を通じて優秀な人材を確保している一方で、韓国はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループリーグ予選1回戦で日中を相手に1勝も挙げられておらず、水原三星(スウォンサムソン)ブルーウィングズのソ・ジョンウォン監督と蔚山現代(ウルサンヒョンデ)FCのキム・ドフン監督は警鐘を鳴らしている。
ソ監督は「(日中が)Kリーグの脅威になるのは時間の問題」と述べ、リーグレベルで多くの投資が行われれば、良い選手を確保できるのみならずインセンティブの水準も上がり、選手らの動機付けになり得ると予想している。キム監督もこれに同意し、「投資がすぐ成績につながる訳ではないが、一緒にプレーする選手たちに相乗効果を与えられるだろう」と説明、「Kリーグも日本のように中継権契約などを通じて自生力を育てなければならない」と強調している。
両チームはそれぞれオーストラリア、中国のチームとACLグループリーグ2回戦を控えており、監督らは「サッカーはお金以外に精神力も大切。勝利を挙げてKリーグのプライドを守りたい」と覚悟を語っている。
これを受け、サッカー通の韓国ネットユーザーからは「何が『時間の問題』だ?ACL見たけどすでに危険な状態だよ」「Kリーグの選手は海外チームに移籍する一方だから仕方ない」とKリーグを非難するコメントや、「Kリーグの一番の問題点は球団主らに優勝する欲がないという点。適当に投資して降格されない程度にやればいいというマインド」「Kリーグはいくつかのチームを除いてお金を使わなさすぎる。だからACLの優勝も危ういし中国のスーパーリーグに押される」と問題点を指摘するコメント、「お金がないのなら少年サッカーに投資して将来有望な選手を育てるしかない」「韓国サッカー連盟は積極的に広報・マーケティングを行って観衆を集めるべき。人気を上げてKリーグの価値を上げなければならない。資本主義は結局お金」と解決策を講じるコメントなどが寄せられている。
また、「韓国のサッカー連盟が年俸公開を強制推進した時から始まったこと」と、問題の発端を振り返るコメントも寄せられた。(翻訳・編集/松村)
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