Record China 2016年5月4日(水) 7時10分
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29日、安徽省阜陽市のあるスイカ農家で4月中旬以降、10日余りのうちにスイカが2000個以上も破裂する事件が発生した。資料写真。
2016年4月29日、中安在線によると、安徽省阜陽市のあるスイカ農家で4月中旬以降、10日余りのうちにスイカが2000個以上も破裂する事件が発生した。
今回の事件の当事者である農家の董峰(ドン・フォン)さんは長年出稼ぎで家族の生計を立てていた。しかし、董峰さんはスイカ栽培がもうかることを聞き、昨年父親と共に50ムー(約3.3ヘクタール)の土地を購入し、これまで苦労してためてきたお金を一度にスイカ栽培につぎ込んだ。
董峰さんはすべての農作業を手抜かりなくこなし、ビニールハウス内のスイカもきわめて順調に育ったため、とても安心していた。ところがスイカを間もなく市場に売りに出そうという時期になって、思いもかけない出来事が起こった。4月中旬を過ぎたある日、ふとビニールハウスの中を見てみると、たくさんのスイカが大口を開けたように二つに割れたり、まるで花が咲いたかのように破裂したりしていた。
ビニールハウスからはよく「ポン、ポン」という音が聞こえていたが、董峰さんはようやくそれがスイカが破裂した時の音だと気づいた。せっかく育てたスイカが破裂して駄目になるというあまりの悲劇に董峰さん一家の目からは涙がこぼれた。
スイカの「爆発」現象は穀雨(4月19日)前後の10日余りの期間に集中的に発生し、2000個以上が破裂して損失額は3万から4万元(約49万から66万円)に上る。董峰さんは「50畝分のスイカを作るため全部で40万元(約660万円)の費用をつぎ込んだのに、これで大損になってしまった」と述べる。
なぜ今回スイカの「爆発」現象が起こったのか?阜陽市植物保護学会の専門家・張●(ジャン・ユー、●は火偏に「日」「立」)氏は次のように分析する。穀雨前後の阜陽市の天気は変わりやすく、曇りであれば気温は比較的低いが、晴れると気温が非常に高くなる。しかしながら、董峰さんはビニールハウス内に適宜通気を行わなかったため、ハウス内の温度差が相当大きくなり、スイカが破裂する現象が起こってしまった。(翻訳・編集/矢野研介)
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