禁煙者の63%は途中で挫折、タバコの勧めを断れないのが主因―上海市

Record China    2007年12月12日(水) 10時5分

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禁煙者の63%は1年以内に喫煙を再開、周囲からのタバコの勧めを断れないのが、主な理由。禁煙には、本人の努力だけでなく、周囲の理解や、禁煙後のアフターケアも必要だ。

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2007年12月11日、上海のニュースサイト「解放網」は、同済大学医学院腫瘍研究所が、喫煙者に対して行った調査について報じた。調査により、タバコが健康に悪いと自覚しながらも、禁煙が長続きしない喫煙者の実態が明らかになった。

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調査は、喫煙歴3年以上の500人を対象に行われた。そのうち、35%近くの喫煙者はすでに禁煙をしていた。63%が禁煙をしたものの途中で挫折し、一年以内に喫煙を再開していた。その主な理由として「周囲の喫煙者の影響」「タバコの勧めを断われなかった」と答えている。

臨床データによると、喫煙者の肺がんリスクは非喫煙者の10倍以上で、上海市の喫煙者の6人に1人は肺がんを患っている。しかし、禁煙により肺がんのリスクは下がり、15年禁煙を続ければ、非喫煙者とほぼ同じレベルになる。

禁煙が成功するかどうかは、本人だけでなく、周囲の人や社会環境も大きく関わってくる。せっかく禁煙をしても「周囲からタバコを勧められた」「禁煙後は医者や専門家の指導を得られない」等の理由で挫折してしまうのだ。(翻訳・編集/高橋)

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