手術に執刀医が来ない？！携帯忘れて連絡つかず、患者が死亡―雲南省昆明市

2007年12月5日、44歳の女性・李雪梅（リー・シュエメイ）は脳溢血を引き起こし、県病院に運び込まれた。李は頭髪を剃られるなど直ちに手術準備が整えられたが、執刀医はいつまで待っても現れなかった。結局6日未明、李は手術を受けられないまま死亡した。

6日、県病院幹部は同事件について説明した。同夜には突発的な事件が多く、病院では4件もの手術が並行して行われており、混乱していたという。また、脳外科の馬（マー）医師は前日にも突然の手術で残業し、李が運び込まれる数分前にようやく仕事を終え帰宅したばかり。携帯を自家用車車内に忘れたため、連絡がつかなかった。病院幹部は携帯を忘れたことは間違いなく馬医師の過失だが、李さんは運び込まれた時にはすでに病状は深刻で手の施しようがなく、その死の主因は馬医師にはないとの見方を示した。（翻訳・編集/KT）