パンダじゃないよ!!純金“ハンダ”販売!内部告発でジュエリー業界が大揺れ―中国

Record China    2007年12月8日(土) 1時10分

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純金のはずが、実はハンダが多く含まれている貴金属が売られていると、老舗貴金属店「興百軒黄金珠玉専営店」が業界の内情を告発した。写真は顧客に純度の見分け方をレクチャーする同店。

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2007年12月06日、新華網の報道によれば、創業100年を誇る北京の老舗貴金属店である興百軒黄金珠玉専営店が4日、業界の内情を告発したそうだ。それによれば、足金(純度99.00%の純金)、千足金(純度99.90%の純金)のアクセサリーの成分が実は金だけではなく、多くの貴金属店で“ハンダ”が金として高値で売られているというのだ。

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記者が4日、興百軒黄金珠玉専営店で見たところ、“金製品ハンダ展示台”というコーナーに“多くのハンダを含む”、“多少のハンダを含む”、“ハンダを含まない万足金(純度99.99%の純金)”の3種類が並べられていたが、消費者にとっては肉眼では判別不可能。しかし、火にさらしてみるとハンダ部分には黒い点が生じ、判別することができるそうだ。

中国珠宝協会副会長の呉国忠(ウー・グオジョン)教授によれば、デザインが複雑なアクセサリーほど製造過程でハンダの使用部分が多くなるという。ただし、万足金の製品ではハンダではなく、溶接技術が使われているため、純度は最も高くなるそうだ。

しかし、わずかなハンダでどれくらいの不正利益があるのだろうか。呉氏の計算では、同じ価格で売られている20グラムの純度99.00%の純金ネックレスを比べてみると、一方は約0.16グラム金が少なく、消費者はハンダに33.6元(約500円)支払っていることになるという。金1トンにつき、ハンダが8000グラム売られることになる計算すると、およそ168万元(約2500万円)に相当する金が節約でき、莫大な利益が得られるはずだと、ある消費者は怒りを隠せない。(翻訳・編集/岡田)

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