Record China 2007年12月7日(金) 11時27分
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12月5日、広東省深セン市警察当局は10か月で20億3000万香港ドルという巨額の外貨を騙し取った犯罪グループを摘発。架空の輸入取引契約書を元に銀行から代金前払いをさせていた。写真は深セン市。
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2007年12月5日、広東省の「南方都市報」は深セン市で摘発された巨額詐欺グループについて報じた。
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今年6月、中国公安部は深セン市の某投資有限公司(会社)など11企業の決算報告内容に異常な点があることに注目。同市公安局経済犯罪捜査局に捜査を命じた。7月からの5か月間で銀行172行の口座を調べ、1300人以上の個人情報を確認した結果、林(リン)容疑者を主犯格とする犯罪グループが捜査線上に浮かび上がった。彼らは架空の商品輸入契約書を元に銀行から代金前払いをさせる手口で、2006年11月から今年9月までの10か月間で20億3000万香港ドル(約324億円)を騙し取っていた。
先月15日、公安局経済犯罪捜査局と国家外国為替管理局が合同でこのグループ摘発に乗り出し、林容疑者ら7人を逮捕。各種印章やパソコン、契約書や会社資料を押収し、25の銀行口座を凍結、約350万元を差し押さえた。
騙し取った外貨のほとんどが香港ドルであったため、現在公安当局は国際刑事警察機構(インターポール)に協力を要請して組織の全容解明に努めている。(翻訳・編集/本郷智子)
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