ロシアのロケットエンジン技術に狙いを定めた中国、中露の技術交換に「ロシアが損する」との指摘も―ロシア紙

Record China    2016年4月21日(木) 18時30分

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20日、環球時報は、中国とロシアが技術交換を進めているとするロシアの報道を紹介した。資料写真。

2016年4月20日、環球時報は、中国とロシアが技術交換を進めているとするロシアの報道を紹介した。

ロシア紙ノーヴィエ・イズベスチヤは19日の報道で、中国は宇宙機に使用される耐放射線性電子部品の製造技術をロシアと共有する方向で準備を進めているが、その狙いがロシアの液体燃料ロケットエンジンの製造技術だと指摘。ロシアの専門家は、「ロシアは液体燃料ロケットエンジンの製造において世界をけん引する技術力を持つが、宇宙機の耐放射線性電子部品の製造における中国の技術力は世界トップではない」とし、双方の技術交換は不平等でロシアにとって利益は少ないと指摘している。一方で、「技術でのつながりは経済のつながりより強固で、中国との協力関係を強化する意味でも技術交換すべき」と語る専門家も見られた。

ロシア専門家の見解に対し中国の専門家は、「ネットでは中露が技術交換するとの言論が広まっているが、確証は取れていない」と説明する一方で、「中国は一部の電子部品製造の技術力は確かに高く、ロシアが欧米諸国から制裁を受けている状況下で、中露の技術交換はありえない話ではない」と述べた。(翻訳・編集/内山

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