Record China 2007年12月4日(火) 0時42分
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12月3日、中国初の火星探査機「蛍火1号」は2009年10月に打ち上げ予定との報道が。計画では2010年9月に火星に接近。周回し撮影した画像を地球に向けて送るという。
2007年12月3日、「第2回上海航天(宇宙)科学技術フォーラム」が同2日に開催され、中国初の火星探査機「蛍火(インフオ)1号」が2009年に打ち上げられるとの発表があった。上海の「新聞晨報」が伝えた。
上海衛星工程研究所研究院で火星探査プロジェクト責任者の陳昌亜(チェン・チャンアー)博士は2009年の10月頃、ロシアのロケットで火星探査機「蛍火1号」を打ち上げると発表。計画では2010年9月に火星に接近、周回しながら火星表面の画像を地球に送るという。現在、プロジェクトの初期論証のテストと準備作業が進められており、2008年5月にはロシアのロケットへの搭載準備を開始する予定。
火星へは9か月をかけて3億5000万キロを飛ばねばならず、その距離は先に成功した月探査機「嫦娥1号」の飛行距離の数百倍となる。火星の軌道に乗ったところで1年間にわたり火星表面のデータ収集をおこなうというが、そのためには地球から遠く離れた火星探査機衛星をコントロールするという最大の難問に中国は挑戦しなければならない。(翻訳・編集/本郷智子)
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