「機転を利かせ誘拐犯を撃退した小学生」はうそだった、寄り道を怒られたくなかったためにうそつく―中国

Record China    2016年3月11日(金) 11時10分

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10日、中国広東省東莞市南城区でこのほど、小学生が誘拐に遭い機転を利かせた発言で撃退したとのニュースを多くの中国メディアが伝えたが、実は子どものうそであると判明した。写真は中国の学校教室。

2016年3月10日、中国広東省東莞市南城区でこのほど、小学生が誘拐に遭い機転を利かせた発言で撃退したとのニュースを多くの中国メディアが伝えたが、実は子どものうそであると判明した。

7日の放課後、小学5年生の男の子は見知らぬ男に連れ去られ、通行人の男性に対し「お父さん!」と叫んだことで誘拐犯が動揺し男の子を降ろし逃走したと伝えられていた。

澎湃新聞網によると、男の子の母親から通報を受けた警察は調査を開始したが、男の子が友だちの家に遊びに行き、帰りが遅くなったことを親に怒られたくなかったために誘拐犯に遭遇したとうそをついたことが分かった。

警察は男の子が通う小学校に真相を伝え、学校側は「子どもが成長する過程では(うそをつくことは)よくある現象で、子どものストレスにならないよう寛容な態度で接してほしい」と述べている。(翻訳・編集/内山)

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