Record China 2018年3月23日(金) 7時50分
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中国がこのほど出した外国ごみ禁止令について、海外から批判が出ている。写真は中国。
2018年3月22日、中国がこのほど出した外国ごみ禁止令について、海外から批判が出ている。環球網が伝えた。
ボイス・オブ・アメリカによると、中国は汚染リスクの高い廃プラスチックや未分別の古紙など24種類の個体廃棄物輸入を全面的に禁止したが、米国では「世界中のごみ回収処理産業が混乱している」と中国を非難する声が上がっているという。
米国再生資源協会(ISRI)のアディナ・アドラー氏は、禁止令は中国が環境問題の改善に努めていることを意味するが、全面的な禁止は企業の再生資源の使用を阻害し、最終的には温室効果ガスの排出を増加させることになると指摘。
中国からごみの受け入れを拒否されれば、自前で資源の再生処理ができない多くの国で再利用できるはずのごみが大量に焼却されたり、埋め立てられたりすることになると懸念を示した。
豪州でもごみの回収システムが混乱し、危険な状態に陥っている。シドニー・モーニング・ヘラルドは「中国の禁止令によって世界的に混乱が生じている」と伝えた。
しかし、中国世界貿易機関(WTO)研究会の霍建国(フオ・ジエングオ)氏は、「中国の対応は国際ルールにのっとって行われたもので、批判は的外れだ」と指摘している。
禁止令で突然厳しくなったように見えることから、これまで中国に依存してきた国々で反発が起きているが、発展した中国にとって需要や環境問題を重ね合わせて検討した結果だとし、外国ごみの輸入禁止は正しい決断だと霍氏は話している。(翻訳・編集/岡田)
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