Record China 2007年11月16日(金) 15時49分
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15日、チャイナフォトプレスによると、上海市普陀区の裁判所で結婚紹介所を相手取った公開審理が行われた。日本に嫁いだもののすぐに故郷の上海に逃げ帰ってきた袁さんの言い分とは?
2007年11月15日、チャイナフォトプレスによると、上海市普陀区の裁判所でやや下世話な公開審理が行われた。原告である42歳の上海女性・袁さんは1年前、結婚紹介所を通じて日本人男性と知り合い、3ヵ月後に日本へ嫁いだ。その際に支払った紹介料は7万元(約105万円)であった。
ところが嫁いでから分かったのは、全ての日本人がお金持ちではないということ。農業を営むこの男性の生活は決して裕福とは言えず、袁さんに毎月5、6万円の生活費しか渡さなかった。理想とのギャップを感じた袁さんは数か月後、上海に逃げ帰り、紹介料の返金を求める裁判を起こした。この紹介所は「結婚が成立しなかった場合には紹介料を全額返金します」と謳っていたのだ。
しかし、紹介所側の弁護士は「これは詐欺には当たらない」と主張。加えて、袁さんが結婚後、夫に対して度重なる家庭内暴力を働いていたとする証明写真まで出してきた。また、紹介料として収められた7万元は、袁さんの結婚式や結納金としてすべて使ってしまったという。
2006年の厚生労働省の発表によれば、日本では1年間に約4万5000組の国際結婚カップルが誕生している。その大部分は夫側が日本人で、配偶者の出身国では中国が第2位に位置している。年々増え続ける日中カップルの間で、今後このようなトラブルがさらに増えていくのだろうか?(翻訳・編集/愛玉)
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