2016年1月13日、韓国のLCCチェジュ航空が同社史上最安となる航空券の発売イベントを行ったところ、ウェブ会員の新規加入やチケット購入のアクセスが集中し、ホームページが一時まひ状態となった。韓国・聯合ニュースが伝えた。

同社の累積搭乗客3000万人突破を記念し、13日午後5時からホームページとモバイルアプリで行われた特価イベント。今年6〜11月の搭乗分で預け手荷物なしの場合、国内線の済州島便が7000ウォン（約680円）、国際線の日本・中国路線が3万3900ウォン（約3300円）、グアム・サイパン路線が5万8900ウォン（約5700円）との格安チケットが、3万3000席分売り出された。

新規の会員加入はイベント開始の2日ほど前から徐々に増えていたというが、発売開始が迫るとホームページにアクセスが集中、午後4時以降はほぼつながらない状態となってしまった。同社では昨年1月に行った特価イベントでも同様の問題が起きており、今回はサイトのアクセス容量を2万程度に増やして臨んだが、イベント前の2日での新規会員は一挙に12万人も増えていた。

この報道に、韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せている。

「サーバー増設もろくにしないでイベントを続けるのは、顧客をだます行為に他ならない」

「会員登録したのに、いざ予約しようとするとサーバーダウン。完全に、してやられた気分だ」

「うまくチケットをゲットできた人がいるなら教えてほしい。せめてもの慰めになるから」

「誰か、つながった人いるの？」

「わざとサーバー増設しなかったのでは？もしちゃんとしてたら、イベントは1分で終わってまったく騒がれなかったはず」

「スマホで最初の画面に出てくるキム・スヒョン（チェジュ航空の広告モデル俳優）ばかり何百回も見てる」

「これがホントのノイズマーケティング」

「ホームページに入れはしたけど、出発地が選べないのはなぜ？行くなってこと？」

「到着地選択の所で止まって2時間…」

「毎回こういうのに引っ掛かるから、企業は消費者をなめてるんだよ。皆さん、この世にタダはありません。決して利用されないように」（翻訳・編集/吉金）