観光ビザでアメリカ旅行が可能に、近く米中間で協議―中国

2007年11月8日、観光ビザでの渡航についての米中協議が今月中旬に北京で行われると東方早報が伝えた。今回の協議次第では、中国人が観光ビザでアメリカを訪問できるようになる。

中国国家観光局の杜江（ドゥ・ジアン）副局長は昨日、アメリカの旅行業界は中国がアメリカを「観光目的地」と認定することを強く求めており、アメリカ商務省も両国の合意を希望していることを明らかにした。杜氏によれば、「わが国も積極的な対応をするつもりである。わが国も今回の協議がうまく行き年内の合意が実現するよう望んでいる」と述べた。

中国国家観光局の統計によれば、06年に米中間を往来した者は計は235万人に達している。今年までにドイツ、韓国、日本など86の国と地区が中国の「観光目的地」となっている。専門家によると、「観光目的地国家」は観光ビザで訪問が可能な国のことで、そうでない場合は観光ビザの手続きができないため、ビジネス目的など他の方法で訪問するしかない。 （翻訳・編集/小坂）