Record China 2016年1月7日(木) 10時10分
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5日、日本や中国などの億万長者の多くが自ら起業し富を築いている一方、世界の富豪上位400人にランクインした韓国の財閥の全員が「相続型富豪」であることが分かった。これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。写真はソウルのビル。
2016年1月5日、韓国・東亜日報によると、日本や米国、中国などの億万長者の多くが自ら起業し富を築いている一方、世界の富豪上位400人にランクインした韓国の財閥の全員が親の会社を継いだ「相続型富豪」であることが分かった。
4日、ブルームバーグの「億万長者インデックス(昨年12月30日基準)」によると、世界の富豪上位400人中、259人が「一代成功型」で、残る141人が「相続型」だった。上位10人は全員「一代成功型」で、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏やフェイスブック創業者のマーク・ザッカーバーグ氏など、革新的な企業創業者が名を連ねた。
400人中125人(31%)が米国出身者だが、そのうち89人(71%)が「一代成功型」で、残る36人が「相続型」。また、80人がアジア出身者だが、そのうち63人(70%)が「一代成功型」で、全体の平均(65%)よりも高かった。国別にみると、中国は29人中28人、日本は5人すべてが「一代成功型」だった。それに対し、韓国はランクインした5人(サムスングループのイ・ゴンヒ会長、アモーレパシフィックのソ・ギョンベ会長、サムスン電子のイ・ジェヨン副会長、現代自動車グループのチョン・モング会長、SKグループのチェ・テウォン会長)すべてが「相続型富豪」だった。
これについて、専門家らは「韓国企業の勢いが衰え、階層間の移動も遅い。さらに創意性や起業家精神を育てるための教育や制度が不足しているため」と分析した。また、「優秀な子供は医者や弁護士など安定的な職業に就かせるという社会的風土が問題」との指摘も出ている。
これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。
「これが韓国の現実」
「何かをしようとすると、すぐに規制や財閥大企業に邪魔される。韓国社会で『一代成功型』は不可能」
「韓国の子供たちの夢は『公務員』か『大企業に入社すること』」
「こんな時でも財閥改革は行わず、労働改革だけを強要する与党。新しい企業が出てこられるはずもない」
「次の大統領選挙は、自分のことだけでなく子孫のことも考えて慎重に投票しよう」
「この国でノーベル賞なんて夢のまた夢…」
「韓国の優秀な若者を全員米国に送ろう!」
「少し前までは日本も同じような状況だったのでは?もう少しすれば、韓国からも『一代成功型』の億万長者が現れるはず」
「ビル・ゲイツやマーク・ザッカーバーグは運が良かっただけ。環境の問題じゃない」(翻訳・編集/堂本)
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2016/1/5
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