2015年12月29日、韓国紙・朝鮮日報によると、韓国外交部は日韓外相会談で韓国政府が従軍慰安婦資料のユネスコ世界記憶遺産登録申請を保留することに合意したとする日本メディアの報道を「事実無根」と否定した。

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日本メディアは日本政府関係者の話として、「岸田文雄外相と韓国の尹炳世（ユン・ビョンセ）外相が慰安婦資料のユネスコ世界記憶遺産登録への中国との共同申請を保留することに合意した。韓国側の要求により、共同記者会見では言及しなかった」と伝えた。岸田外相は外相会談後、「韓国が申請に加わることはないと認識している」と述べていた。韓国外交部関係者はこれについて「事実と異なる報道」とし、「そのような合意はなく、そのようにするとした事実もない」と述べた。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「世界記憶遺産に慰安婦資料を登録しないでくれって？これが本当に謝罪する国の態度か」

「合意の無効宣言をしろ！屈辱的合意だ」

「国を売り飛ばされた感じがする」

「記憶遺産まで条件をつけられていたのか」

「結局韓国政府は記憶遺産に登録するのか、しないのか、それだけ言えばいい。ことを曖昧にするな」

「だから合意内容を口先だけじゃなくて文書にしておかないと駄目なんだ。言葉だけの内容を誰が信じる？」

「報道の内容を見たら、日本が言っていることが本当のようだ。韓国外交部は無能だ」

「韓国は慰安婦問題を登録しないと言ったようだが、韓国外交部は何をしているんだ」

「韓国外交部は日本メディアより信用できない」

「慰安婦問題は最低限、被害者の自尊心を守ることがカギだった。韓国政府は大局的観点からユネスコ登録を放棄したんだ」（翻訳・編集/三田）