2015年12月29日、中国新聞社によると、日韓両国が慰安婦問題で合意したが、韓国国民が受け入れられるかが今後のハードルになる。

韓国紙・中央日報は29日、慰安婦問題妥結に関する社説を掲載した。安倍首相が率直に謝罪したこと、日本政府が慰安婦に対する補償金を拠出することは画期的だと評価しつつも、今後の課題は「国民感情の壁をどのように乗り越えるか」だと指摘している。

妥結の受け入れにせよ、日本大使館前の慰安婦増の移転にせよ、韓国政府がいかに国民を説得するかが課題だが、その成否は日本側の態度にあると指摘する。慰安婦の強制動員を否定するような発言があれば、合意は紙切れ同然となる。

一方で外交は妥協の産物という事実を考えれば、今回の合意は韓国側も受け入れるべきだ。日本は韓国の友邦であり、両国は今回の合意を契機に未来に向かって進まなければならない。（翻訳・編集/増田聡太郎）