北朝鮮の核実験、韓国外交部が「中国の態度は消極的」との韓国世論に回答―韓国メディア

Record China    2016年1月13日(水) 15時40分

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13日、環球時報は韓国メディアの報道を引用し、北朝鮮の核実験実施に対する中国の態度が消極的だとの指摘が韓国国内で出ている問題で、韓国外交部の報道官がこれに回答したと報じた。写真は韓国国旗。

2016年1月13日、環球時報は韓国メディアの報道を引用し、北朝鮮の核実験に対する中国の態度が消極的だとの指摘が韓国国内で出ている問題で、韓国外交部の報道官がこれに回答したと報じた。

北朝鮮が6日に4度目の核実験実施を発表したことを受け、韓国国内では中国の態度を疑問視する声が上がっている。韓国・中央日報は12日付で「北朝鮮にプレッシャーを与えることのできる中国は国際社会の注目を浴びているが、その態度は積極的とは言えない」と指摘。韓国・朝鮮日報は政府関係者の話として、「中国は日米韓の連携を、米国のリバランス政策下で自らをけん制するものと捉えており、“日米韓と中朝”という構図を作っている」「北の核実験実施後、中国は非核化、平和と安定、対話といった従来の立場を繰り返し強調するだけで、制裁については行動を起こしていない」と報じた。一部の韓国メディアからは韓国政府がうたう「史上最高の中韓関係」に失望の声が上がっている。

このような社会の見方に対し、韓国外交部の報道官は12日の記者会見で「北の核問題をめぐって中韓の目標と立場は一致している」と説明。中韓外相と6カ国協議参加国の団長らが協議を進めていることを明らかにした。

韓国・聯合ニュースによると、ソウル大学のある教授は「北の核実験によって日米韓が安全保障上の連携を過度に強化すればこれに反発する動きが出かねない。中国が柔軟な対朝政策を取る可能性がある」と指摘しており、韓国・KBSテレビは南北問題の専門家の話として、「今の中国は北の核実験に不満を抱く一方、米韓軍事同盟が一段と強化されることを憂慮している」と伝えた。(翻訳・編集/野谷

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