Record China 2015年12月31日(木) 23時0分
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2015年の中国の出来事を振り返る「中国10大ニュース」。10本目は、深刻化した大気汚染。写真は赤色警報が発令された北京。
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2015年の中国の出来事を振り返る「中国10大ニュース」。10本目は、深刻化した大気汚染。
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11月26日から北京市、天津市、河北省とその周辺で大気汚染が深刻化し、「重度」以上の汚染が発生した都市が30以上に上った。北京市では30日にPM2.5の濃度が基準値の25倍に達し、当局は、4段階ある警報レベルの上から2番目の「オレンジ警報」を発令。一旦は解除されたものの、12月7日には再び「オレンジ警報」が発令され、その後、最高レベルの「赤色警報」に引き上げられた。
北京市当局は、自動車のナンバーによる交通規制を行い、市内の小中学校に休校にするよう呼びかけた。また、北京市内の2100社の企業に対し、生産停止や減産措置が行われた。北京市では、12月19日から2度目となる赤色警報が発令されている。
その他の都市でも大気汚染が深刻で、12月15日には上海市でPM2.5の濃度が1月半ば以来の最高値となった。市内の学校では屋外活動が禁止されたほか、建設現場や工場では一部作業を停止するなどの措置が取られた。さらに、22日にこの冬初めとなるスモッグと重汚染天気「青色」の事前警報が出された江蘇省南京市では、空がピンク色に染まる「バラ色」のスモッグが現れた。(編集/北田)
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