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11月5日、北欧系のグリトニール銀行が発表した「中国海産業レポート」によると、中国が世界最大の海産物生産国となった。消費量も順調に発展しており、2020年にはさらに40%増加するとの予測も。
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2007年11月5日、北欧のグリトニール銀行は上海市で「中国海産業レポート」を発表、中国が世界最大の海産物生産国となったことを明らかにした。また、中国の1人当たり海産物消費量も順調に発展し、2020年には現在より40%増加するとの予測も発表した。
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同レポートによると、中国の海産物生産量は2005年には5100万トンに達し、世界の総生産量の35%を占めた。2006年の海産物輸出高は約80億ドル(約9200億円)に達し、世界3位となっている。注目すべきは生産量・輸出額の急速な伸びにもかかわらず、中国の漁獲高がほとんど増えていない点にある。つまり海産物大国・中国の成長は主に養殖業の発展に支えられていることが明らかとなった。
また、海産物の国内消費量も順調に増加している。1人当たりの消費量は1990年の11.5kgから2006年には25.6kgにまで増加、2020年には35.9kgとさらに40%もの増加が見込まれている。(翻訳・編集/KT)
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