中国の偽物撲滅が難しいワケ、それは調査担当者まで偽造に加担しているから―ドイツ紙

Record China    2015年12月25日(金) 7時0分

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20日、欧米企業の多くは自社製品の偽物が出てくることは中国市場に進出して利益をあげる上で避けようのない副作用だと捉えている。写真は中国で摘発された偽物の電子部品。

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2015年12月20日、ドイツ紙ディ・ヴェルトによると、欧米企業の多くは自社製品の偽物が出てくることは中国市場に進出して利益をあげる上で避けようのない副作用だと捉えている。22日付で中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。

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一般にイメージされる偽商品や偽造品は高級ブランドの商品であったり、大手ブランドの製品であったりすることが多いが、実際にはそうした被害はありとあらゆる分野に及んでいる。品質検査を受けることなく市場に出回る工業製品や医薬品も少なくなく、それらはさまざまな問題を生み出しかねない。

米ゼネラルモーターズ(GM)の元調査員で、現在は専門調査会社の責任者をしている人物は、問題がこれほど深刻になった原因は、中国の腐敗問題のほか、欧米の企業側にもあると指摘する。企業はこうした偽造の問題が起きるのは致し方ないと考えており、企業の調査員が賄賂を受け取って偽造に加担してしたり、さらには偽造犯と役人や調査員が会食していたりするケースもあると明かす。

また、偽造組織を見つけても危険が伴う。ある時、GM製をかたるスパークプラグの摘発を委託された人物が誘拐され、重傷を負ったこともある。このように、中国の偽商品撲滅にはさまざまな障害がある。(翻訳・編集/岡田)

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