Record China 2015年12月20日(日) 18時0分
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17日、韓国・ソウルの住宅街などに野生のイノシシが出没する事態が相次いでいるとの報道に、韓国のネットユーザーがさまざまなコメントを寄せている。写真はソウル。
2015年12月17日、韓国・MBCテレビによると、韓国の首都・ソウルの住宅街などに野生のイノシシが出没する事態が相次いでいる。その回数は、消防当局に通報があったものだけで月29.4件、昨年の2倍近くに上り、毎日ソウルのどこかでイノシシ問題が起こっている計算だ。
ソウル市内の防犯カメラや車載カメラには、その姿に似つかわしくない都会の街を疾走するイノシシの姿が多数収められている。立体駐車場やコンビニの店内、子どもたちが遊ぶ公園や校庭、そして道路に飛び出し車の前を走る姿も。中には、事務所と思われる室内で人を追い掛けるものもいる。
イノシシが頻繁に都会に現れるようになったのは、ソウルの都市拡張や環状道路の造成によってそれまで生息していた山林がなくなりつつあることや、市民らが餌のドングリなどを大量に採ってしまうためだという。MBCは「もしもの時の対策」として、街でイノシシと遭遇してしまった際の対処法についても紹介した。
この報道に、韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せている。
「まずは山でドングリを採る人たちを何とかすべき」
「山に餌を用意してあげたらどうかな?」
「僕は田舎の生まれだからイノシシの対処法を知ってるよ。田舎では岩とか木の上に、ソウルなら塀の上に逃げるのがいいね」
「建物や道路ばかり造るから、野生動物が行く場所がなくなってしまったんだね」
「自然と共存できない人間の欲深さのせいで、今度は人間が被害を受けることになる。これ以上、人が自然を破壊することは許されない」
「韓国の山には餌がまったくない。柿も栗もドングリも、みんな人間が持って行ってしまうから、生き物たちは命を懸けて街に来ているんだ」
「もうイノシシに2回遭遇したことがあるよ。運良く逃げられたけど、あまりにも図体が大きくて直視できなかった」
「まるで人間が被害者のように言うのはどうかと思う」
「虎のような天敵がいない上に、人が生息地や食べ物を奪ってしまうから、イノシシはこうするしかないんだろうね」(翻訳・編集/吉金)
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