旅行中にトイレで転んで骨折した女性、旅行会社を訴える―中国紙

Record China    2015年12月16日(水) 21時50分

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16日、重慶晩報によると、旅行中にトイレで転倒して負傷した女性が、旅行会社を訴えた裁判で、裁判所は女性の訴えを退けた。写真は上海。

2015年12月16日、重慶晩報によると、旅行中にトイレで転倒して負傷した女性が、旅行会社を訴えた裁判で、裁判所は女性の訴えを退けた。

2014年7月、重慶市に住む43歳の女性は上海、南京、杭州など5都市をめぐるツアーに参加した。その中で、上海で遊覧船に乗るというオプションツアーがあったが、雨が降っていたことから女性とその娘は参加せず。同行したガイドは、参加しないツアー客はバスの中で休んでいるよう指示し、遊覧船に乗った。

その後、女性は用を足しに近くの公衆トイレに入ったが、その際、地面が濡れていたため滑って転倒し足を骨折した。女性はガイドに連絡して、すぐに病院に連れていってほしいと要求したが、ガイドはほかの乗客とともに船上にいるため無理だと返答。結局、女性はほかのツアー客に付き添ってもらって病院へ向かった。

女性は、「旅行会社がツアー客に起こりうる財産や身体的危険について、行うべき説明や警告を行わず、予防措置も取らなかったことで負傷した」「負傷後も旅行会社は救護義務を怠った」などとして、損害賠償の支払いを求めて訴えた。

これに対して裁判所は、「女性が休憩時間にトイレに行って足を滑らせて負傷するというリスクは、旅行のプログラムの中に存在するリスクに該当しないことは明らか。旅行会社に対して、トイレに行く際の行動について注意を促せというのは行き過ぎた要求である」とし、「旅行会社はトイレの管理者でもなく、ツアー客への安全保障の義務は無条件、無制限にあるものではない」として、女性の訴えを退けた。(翻訳・編集/北田

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