2015年12月1日、参考消息網は中国の石炭消費に関する米メディアの報道を紹介し、中国が石炭消費を減らしていると伝えた。

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中国は世界最大の石炭消費国で、温室効果ガスを最も多く排出している国でもある。中国は過去10年間で石炭消費が急増し、2000年以降の10年間は石炭消費量とCO2排出量が年平均9％の規模で増加した。これにより中国は深刻な大気汚染に見舞われ、改善策として政府は石炭消費を減らしている。14年の石炭消費は前年比で2．9％減少し、過去14年間で初めての減少となった。15年も減少傾向が続くという。

米ラジオ局ボイスオブアメリカは11月30日の報道で、中国政府が石炭消費を減らしたことで、石炭価格が大幅に下落し、多くの関連企業が倒産し全体の9割が赤字だと伝えた。一方、中国の専門家は、「CO2の排出において、石炭燃焼は8割を占める。石炭消費を減らすことCO2の排出が減り、空気の質や人々の健康状況を向上させることができる」と指摘している。（翻訳・編集/内山）