2015年11月26日、広東省深セン市公安局竜崗派出所が反テロ大隊に提出した報告書がネット上に広まっている。深セン市内に過激派組織「ISIS」の名を掲げる衣料品店が現れた。中国メディア・澎湃新聞（ザ・ペーパー）が伝えた。

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報告書には、管区内のある衣類店に「ISIS」を名乗る看板が使われているが、人民警察の調べにより、店主とテロ組織の関連性は見い出せなかったことが記されている。公安当局はネット上で広まっている報告書の内容は事実だとしている。

店主は35歳の女性で、登記上はまったく別の店名だが、「意思意思（イースイース、「ほんの気持ち」の意味）」の略称として「ISIS」と記した看板を使っただけだと説明している。テロ組織とはまったく無縁であることが確認され、看板はすでに撤去された。

なお、「IS」は過激派組織ISIL（イスラミック・ステート・イン・イラク・アンド・レバント＝イスラム国）の略称として知られているが、当初は「イスラミック・ステート・オブ・イラク・アンド・シリア」とも称し、「ISIS」と略されていた。（翻訳・編集/岡田）