韓国の偽造品市場が急拡大、その手口はいっそう大胆に―韓国メディア

Record China    2015年11月25日(水) 7時43分

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23日、韓国で偽造品や類似品が急増している。没収された額は2010年には55億ウォン(約6億500万円)だったが、14年には881億ウォン(約96億9100万円)にまで増えている。写真はソウルの南大門市場。

2015年11月22日、韓国メディアによると、韓国ではここ数年、偽造品や類似品の数が急激に増加しており、当局に摘発、没収された額は2010年には55億ウォン(約6億500万円)だったが、14年には881億ウォン(約96億9100万円)に激増した。23日付で中国網が伝えた。

以前はルイ・ヴィトンやシャネルなどの高級ブランドの偽造品が多くを占めていたが、近年は医薬品や食品、自動車部品など多岐にわたるようになっているのが特徴。10〜12年には偽医薬品の流通は確認されていなかったが、13年からの2年余りの間に摘発された製品の数は58万9682件に上る。

流通手口はより隠匿性が高まり、かつ大胆になり、販売はブログやネット掲示板(BBS)、ソーシャル・ネット・ワーキングシステム(SNS)を通じて行われるようになっている。7月には中国から密輸した高級バッグや腕時計などをインスタグラムやカカオトークを利用した偽造品販売をソウル税関本部が摘発。正規品の価格に換算すると、330億ウォン(約36億3000万円)を売り上げたとみられている。

代表的なネットショッピングモールでも類似品や偽造品が取り扱われるようになり、消費者が容易にだまされやすくなっていることが問題となっているが、ショッピングモール側は「販売プラットホームを提供しているだけで、販売される商品に対する責任は負わない」とし、消費者が自ら判断すべきだとしている。

また、海外ブランドだけでなく、韓流ブームが市場拡大を後押しする格好で、高麗人参などの保健食品や韓国ブランド化粧品の偽造品や類似品も数多く出回るようになっている。(翻訳・編集/岡田)

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