「消滅の危機」青海湖!地球温暖化で面積、水位が回復―青海省

Record China    2007年10月28日(日) 9時36分

拡大

28日、青海省気象科学研究所のデータによると、消滅の危機がささやかれた青海湖だが、3年連続で湖面の面積が拡大していることが明らかとなった。

(1 / 6 枚)

2007年10月28日、青海省気象科学研究所の観測グループのデータによると、消滅の危機がささやかれていた青海湖だが、2004年以来3年連続で湖面面積が増加していることが明らかとなった。

その他の写真

青海湖は中国最大の内陸鹹水湖で、アメリカ・ユタ州のグレートソルトレークに次いで、内陸潮湖としては世界第2位の面積を誇る。湖水の周囲長は350km。平均水深は18m。海抜3000m以上の高地に位置し、周囲を囲む鮮やかな緑と美しい湖水とで知られている。1959年以来、湖面面積の減少に悩まされてきた。1959年時点で4548.3平方kmあった面積は2004年には4186平方kmまで縮小した。

ところが2005年は78平方kmもの大幅な増加を記録、以後増加傾向にあるという。青海省気象科学研究所の伏洋(フー・ヤン)研究員は地球温暖化の影響により、インド洋から吹く季節風は強まり、青海チベット高原の降水量が増加したことが原因だと指摘している。中国科学院地理湖泊研究所のシミュレーションによれば、2030年には水位は1970年のレベルにまで回復、現在より3m程度高くなると予測している。(翻訳・編集/KT)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携