2015年11月10日、韓国・ニューシスによると、セヌリ党のファン・ジナ事務総長は、ソウル市教育庁がすべての中学・高等学校に「親日人名辞典」を配布することを即刻中止するよう要求した。

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ファン事務総長は10日、国会で行われた院内対策会議に出席し、「『親日人名辞典』普及のために、国民の血税1億7000万ウォン（約1800万円）がかかる上、客観性と公正性の担保がなく、歴史観と国家観を誤らせる懸念がある」と指摘した。また、「『親日人名辞典』は左派性向の民間団体である『民族問題研究所』が発行したもので、（内容に）多くの誤りがある。国家機関でもない特定の民間団体発行の書籍を、どのような意図をもって配布しようとするのか聞きたい。ソウル市教育庁は、反大韓民国的、反教育的なこのような決定を撤回せよ」と語気を強めた。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「親日派を探し出すことがなぜ反大韓民国的なのだ？」

「書籍にせずに、スマホのアプリで見られるようにすれば良い」

「歴史はみんなが知っておかねばならないことだ。『親日人名辞典』もそのためには必要」

「逆に、ファン事務総長に聞きたい。どのような意図をもって、配布を中断するよう述べているのか」

「（書籍配布を）なぜそんなに怖がる？」

「親日派こそが『親日人名辞典』を嫌う」

「このような発言が出ること自体、本人が親日だという証拠ではないのか」

「『親日人名辞典』の交付すらできないということは、ことごとく親日派に支配されているということだ」

「今の政府は親日派と親朴槿恵（パク・クネ）派が牛耳っているから仕方ない」（翻訳・編集/三田）