2015年11月6日午前7時過ぎ（現地時間）、中国貴州省遵義市の高速道路で、炎上する大型トラックがトンネルから走り去った。

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運転手によると、重慶市に向けトラックを走らせていたところ、トンネル内に入った際に荷物が燃えているのを確認。すぐに緊急停車しタイヤの火を消そうと試みたが、所持していた消火器では消し止められず通報した。

トラックはトンネル内に停めてあり、運転手は交通の障害になると考え炎上するトラックを運転しトンネル内から脱出。それを確認した警察は近くの料金所に誘導。20分に渡る消火作業で火は消し止められた。運転手は「先月車検したばかり。おそらくブレーキ系統に異常があり、タイヤの温度上昇をコントロールできずに出火したのだろう」と語っている。

トラックの積み荷はモーターショーの用品で全焼。炎上するトラックを運転するのは危険な行為だが、あのままトンネル内に放置していたら交通渋滞はもちろん、爆発などの大惨事が発生していた可能もある。最悪の事態を回避した運転手に対し警察は、「彼の判断は正しい。勇気ある行動を称えてほしい」と述べた。（翻訳・編集/内山）