中国人の「爆買い訪日ツアー」衰えず、10月は前年の2倍に=1〜10月累計、史上初の400万人突破―日本政府観光局

八牧浩行    2015年11月18日(水) 18時2分

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18日、10月の訪日外国人客数は前年同月比43.8%増の182万9000人に達した。国別では中国人客が前年同月比99%増(約2倍)の45万人で断然トップだった。資料写真。

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2015年11月18日、日本政府観光局が発表した10月の訪日外国人客数は前年同月比43.8%増の182万9000人で、これまで10月として過去最高だった2014年(127万2000人)を 55 万7000人上回った。今年7月の191万8000人に続き、単月としては過去2番目の水準。

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国別では中国人客が前年同月比99%増(約2倍)の45万人で断然トップ。以下韓国37万人(前年同月比48%増)、台湾34万人(32%増)、香港13万人(66%増)の順だった。1〜10月の累計では、中国が428万人となり、1つの国として史上初めて年間400万人を超えた。

紅葉シーズン入りとなった10月は、中国の国慶節休暇と重なり、訪日外国人客数が増加した。また、円安基調の継続と消費税免税制度の拡充による買い物需要、航空路線の拡大、燃油サーチャージの値下がり、中国からのクルーズ船の寄港増加、近年の査証免除や要件緩和など様々な好条件が相まって、訪日外客数の大幅な増加につながった。

11月は、紅葉シーズンが本格化するため、アジアを中心に引き続き好調な需要が期待される。(八牧浩行

■筆者プロフィール:八牧浩行

1971年時事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長、常務取締役編集局長等を歴任。この間、財界、大蔵省、日銀キャップを務めたほか、欧州、米国、アフリカ、中東、アジア諸国を取材。英国・サッチャー首相、中国・李鵬首相をはじめ多くの首脳と会見。東京都日中友好協会特任顧問。時事総合研究所客員研究員。著・共著に「中国危機ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外国為替ハンドブック」など。趣味はマラソン(フルマラソン12回完走=東京マラソン4回)、ヴァイオリン演奏。

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