Record China 2015年11月4日(水) 12時44分
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4日、澎湃新聞は、日本の作家・東野圭吾さんの作品が初めて中国で映画化されることに、読者から懸念の声が上がっていると報じた。写真は中国の書店。
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2015年11月4日、澎湃新聞は、日本の作家・東野圭吾さんの作品が初めて中国で映画化されることに、読者から懸念の声が上がっていると報じた。
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10月29日、映画会社大手の香港英皇電影公司と中国の映画館チェーン最大手の万達電影は、東野圭吾さんの小説「ナミヤ雑貨店の奇蹟」を映画・ドラマ化する権利を獲得したと発表した。2016年から制作に取りかかり、公開は17年になるという。「秘密」「白夜行」「容疑者Xの献身」など、東野さんの作品はこれまでにも数多く映像化されてきたが、中国で映像化されるのは初めてとなる。
今回の映画化の話は中国での小説の売れ行きと無関係ではない。中国のアマゾンの書籍売上ランキングで「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は2位を記録したが、コメントは1位の書籍の約1200件に比べて6000件を超えており、人気の高さがうかがえる。また、15年上半期の小説ランキングでは、同書籍は堂々の1位を記録している。
東野さんの作品はこれまでにも中国の読者の注目を集めてきた。中国では、いわゆる“大作”の映画版が期待を裏切ることもしばしばであるため、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)では「原作の雰囲気を描き出せないのではないか」、あるいは「市場に迎合するために不適切な改編がなされるのではないか」といった懸念の声がすでに出始めている。(翻訳・編集/北田)
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