ソウル地下鉄、9路線中7路線で赤字、65歳以上の運賃無料が経営に影響―韓国メディア

Record China    2015年11月4日(水) 5時11分

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2日、韓国・ソウルの地下鉄9路線のうち、黒字を出したのは2路線だけだったことが分かった。65歳以上が運賃無料となることが経営に影響を及ぼしている。写真はソウルの地下鉄。

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2015年11月2日、韓国・亜洲経済(中国語電子版)によると、韓国・ソウルの地下鉄9路線のうち、黒字を出した路線は2号線と9号線だけだった。65歳以上が運賃無料となることが経営に影響を及ぼしている。

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ソウル市が2日発表した集計によると、1〜9号線の昨年の純損失は4245億ウォン(約452億8000万円)に達した。12年は4183億ウォン、13年は4172億ウォンと、損失規模は4000億ウォンを超えている。

黒字を出した路線は2号線と9号線だけだった。ソウルメトロが管理する2号線は、昨年365億ウォン(約38億9000万円)の黒字、ソウル市メトロが管理する9号線の第一期区間(開花駅−新論ヒョン駅)は31億ウォン(約3億3000万円)の黒字だった。

市は、65歳以上の運賃無料が地下鉄財政悪化の主因だとしている。当期の純損失の68%が無賃輸送によるものだった。今年1〜7月の赤字規模もすでに1602億ウォン(約170億8000万円)に達している。

市都市交通本部の関係者は「地下鉄の経営改善に向け努力しているが、効果は微々たるものだ」とした上で、「高齢者層の無賃輸送は国の福祉政策であり、国は市の損失額の半分を補てんすべきだ」と述べた。(翻訳・編集/柳川)

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