2015年11月1日、豪華字メディアのオーストラリアン・ニューエクスプレス・デイリーによると、豪州のスーパーマーケットチェーン店が、人気ブランドの粉ミルクばかりがたびたび品切れになることから、「粉ミルクの購入個数を4個までに制限する」と中国語で書いた張り紙をしたところ、その是非をめぐって議論が起きている。3日付で環球時報が伝えた。

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豪紙ヘラルド・サンによると、中国語の張り紙をしたのは小売大手コールスのメルボルン・エルスタンウィック店。「供給が追いつかず、子ども向けの粉ミルクが不足しています。皆さまが商品を購入できるようにするため、お一人さまにつき購入は4個までとさせていただきます」と書かれており、中国人が粉ミルクを買い占めしていることを暗に示しているともとれる。

英語での記載はなく、中国語が分からなければ、この張り紙の訴える内容は理解できない。中国人だけを対象に張り紙をした件について、コールスのスポークスマンは「通常なら英語と中国語どちらも記載する」と述べた。今回は中国人が原因で粉ミルク不足になっていることを知らせることが目的だとみられる。4個までに制限したのはあくまで供給を維持するためだという。「豪州の粉ミルクは国際的な需要が大幅に伸びている」と付け加えた。（翻訳・編集/岡田）