中国高速鉄道、明かされる入札の内幕(3/3)=ドイツをあきらめきれなかった鉄道部―中国メディア

Record China    2015年10月30日(金) 19時52分

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28日、澎湃新聞は、習近平国家主席の訪英で注目が集まった高速鉄道プロジェクトと関連して、中国で高速鉄道の入札があった2004年当時の内幕について伝えた。写真は中国の高速鉄道。

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2015年10月28日、澎湃新聞は、習近平(シー・ジンピン)国家主席の訪英で注目が集まった高速鉄道プロジェクトと関連して、中国で高速鉄道の入札があった2004年当時の内幕について伝えた。

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長客とシーメンスは価格面で折り合いがつかなかった。鉄道部はシーメンスを高く評価していたため、自ら説得に乗り出したが、シーメンスは強気の姿勢を崩さなかった。そして、最終的に長客はアルストムと協力することになる。これにより、シーメンスの世界市場での株価は大暴落。執行役員や交渉にあたったチームは処分された。

同年7月28日、入札期限の最終日に、南車四方は日本企業連合と、長客はアルストムと、ボンバルディアは南車四方との合資会社を通じて入札。それぞれが鉄道部と契約を締結した。

一方、鉄道部は依然として、シーメンスの技術を高く評価していた。時速350キロの高速鉄道の目標には、時速300キロ以上の動力分散方式の技術を輸入する必要があったためで、この技術を有しているのは日本とシーメンスだけだった。その上、日本企業はこれに関しての技術は移転しないとしていたので、シーメンスしか選択肢がなかったのだ。そのため、シーメンスも結果的に2005年6月に北車集団唐山軌道客車と技術提携を行うことが承認された。(翻訳・編集/北田

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