2015年10月31日、韓国・国民日報によると、韓国教育部が制作した国定教科書を広報するためのウェブコミックにネットユーザーの批判が集まっている。

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教育部の国定教科書を広報するためのウェブコミックが31日深夜、同部の公式フェイスブックにアップされた。11カットのウェブコミックは、現行の歴史教科書が「主体思想（北朝鮮及び朝鮮労働党の公式政治思想）は人間中心の新しい哲学思想」「朝鮮戦争の原因は韓国にもある、恥ずかしい大韓民国」と表現するなどの間違った記述によって、若者が韓国を嫌悪するようになったと主張。教育部はこのウェブコミックと共に「子供の歴史教科書、一度関心を持って見たことがありますか？歴史教科書は本当の大韓民国の歴史を伝える必要がある」と強調した。

このウェブコミックは掲載半日で「いいね」が700件に、共有先では1400件にもなり反響の大きさを示した。またコメントは1200件に達したが、そのほとんどが否定的な意見だ。特に、現行の歴史教科書が北朝鮮を美化した内容が盛り込まれたものであるという事実を教育部が認めた部分を問題視するネットユーザーが多かった。あるネットユーザーは「ウェブコミックの内容が事実であれば、教科書検定を行った教育部長は国家保安法違反で起訴しなければならないだろう。今アップしてある資料を根拠に告訴しても良いのか」という意見を述べ、1000件以上の共感を集めた。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「このニュースを読みながら、頭に血が上った。強い怒りを感じる」

「たしかに教育部の言っていることはおかしい」

「教育部を国家保安法違反で告訴可能なのか？」

「北朝鮮対応で政府がおかしくなってしまった」

「1960〜70年代でもあるまいし…、国がおかしくなってしまった」

「このような政府に税金を払って将来を託して大丈夫なのか？本当に不安になる」

「国民に勝てる大統領はいない。教科書国定化などと無理なことはやめた方が良い」

「こんな内容に騙されてしまう国民がいるかと思うと情けない」

「韓国も北朝鮮のようになってきた」

「主体思想より怖いのがセヌリ党（韓国与党）の思想だ」（翻訳・編集/三田）