2015年10月26日、米CNNによると、中国の人権活動家で芸術家の艾未未（アイ・ウェイウェイ）氏が、デンマークの玩具会社レゴから作品に使用するためのブロックの販売を拒否されたことが分かった。

【その他の写真】

艾氏がこのほどインスタグラムに投稿したところによると、オーストラリア・メルボルンで12月に開かれる展覧会の出展する作品制作のために、レゴ社にブロックを注文したが、9月に同社から「当社は展覧会を支持する立場にはなく、大量注文には応じられない」と述べる電子メールが送られてきた。同社の広報部は艾氏のケースについてコメントできないと語ったが、「当社は政治的な文脈におけるレゴブロックの使用に対する積極的な関与や支持は控えている」と述べている。艾氏の投稿には、レゴ社を批判するコメントが集中しているほか、所有しているレゴブロックを提供したいという申し出もあるという。

この報道に、米国のネットユーザーがコメントを寄せている。

「レゴ社の言い分は筋が通っている。彼らは企業であって政治組織ではない」

「ビジネスとしては正常な決断だし、決断は自由だ」

「艾氏は自分の“芸術”をプロモーションするために、いつも中国の政治を利用している。賢い人物だが、私は好きではない」

「ほとんどの企業は製品を売る際に政治的意図を持っている。レゴ社は中国の人権活動を前進させたという批判を浴びたくないのだろう。だが、米国の政治関係者には喜んで売るだろう」

「中国にはレゴランドが開園予定だよ」

「中国の模造品を使えばいいんじゃないのか？買ったことがあるが、ほとんどそっくりだったよ」（翻訳・編集/蘆田）