2015年10月25日、中国・参考消息網によると、米メディア・The Atlanticは21日、出版グループ「胡潤（Hurun）」が発表した「富豪リスト」で、世界の女性起業家富豪のトップ10人に中国から8人がランクインしたと報じた。

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首位に選ばれたのはタッチスクリーンメーカー・藍思科技（レンズ・テクノロジー）の創業者、周群飛（ジョウ・チュンフェイ）氏。盲目の父親と湖南省の農村で育ち、広東省深センでアルバイトをしていた当時の日収は1ドルに満たなかった。1993年に3000ドルを元手に藍思科技を創業し、モトローラ製携帯電話のスクリーンを受注したことで事業が飛躍。15年3月に深セン証券取引所の新興企業向け市場「創業板」に上場し、周氏の保有株式の価値は78億ドル（約9474億円）にまで上昇した。

中国人以外でトップ10入りしたのは、血液検査サービス会社・セラノスのエリザベス・ホームズ氏（34億ドル＝約4129億円）と、屋根材大手・ABCサプライのダイアン・ヘンドリックス氏（27億ドル＝約3279億円）の2人だけだ。

胡潤のリポートによると、女性起業家の富豪ランキングで、中国は他国をはるかにリードしている。資産10億ドル（約1214億円）以上を有する73人のうち、49人が中国人だ。中国の女性起業家の資産を合算すると、米国人の3倍に上る。（翻訳・編集/柳川）